<プレスリリース一部>
イギリス、スペイン、スイス、ウクライナ、ロシア、日本、オランダの研究者からなる国際コンソーシアムは、磁場を使用せず、代わりに非常に強い内力により、磁気媒体上に情報を記録する画期的な新しい方法を実証した。彼らは、熱のみを利用し、従来想像もしなかった筋書により、情報を記録できる事を見出した。超短時間熱パルスにより磁石のN極S極の位置を反転できる事を実証したのである。この熱パルスにより磁石は数ピコ秒(10の-12乗秒)以内に強い非平衡状態("0"でも"1"でもない)となり、そして、"0"または"1"状態に緩和される。この革新的記録方法は、磁場を利用する場合に比べ非常に少ないエネルギー消費量で、一秒間に数テラバイト(数千ギガバイト)の情報記録を可能にする。これは、現行のハードディスクドライブ技術の数百倍の速さに相当するものである。